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政策懇談会記念講演・ヒートアップ。

北海道町村会主催の政策懇談会が、26日、全道の町村長や北海道幹部職員等が出席し、札幌ポールスターで行われました。 午前中は、記念講演で、講師は、ジャーナリストの田原総一朗先生、講演テーマは「時代を読む」・・民主党政権になってからの歴代総理大臣の個性をバッサリ分析した後、日本は、坂の上の雲の中にあって、明確な進路を見い出せないでいる。インテリア階層は、坂を下ると悲観的予測をするが、もう一段、成長しなければ、国力を保てない。脱原発は、非現実、情報開示を徹底し、旧技術の原発は廃炉。新技術原発で、電力20パーセントくらいのシュアを確保すべきという持論を展開しました。そして、問題は、TPP。韓国とアメリカのFTAにより、日本の輸出産業は、競争力を失い、日本経済は凋落する。これを防ぐため、協議参加のテーブルに着く一方、中国とも、自由貿易の拡大を図るという多極的アジア経済外交論を展開、反対する農協、医師会などを既得権益団体と酷評しました。
 特に、農業は、高齢化産業で、発展性に乏しい。背景は、規模が小く、専業化できないから。規模拡大や六次産業化等、もっとチャーミングにすると、輸出成長産業になると主張、安い農産物をもっと、輸入しても心配は無いと断言しました。
 これに対して、美瑛町の浜田町長が口火を切り、4名の町長が、限界まで規模拡大し、保護されていても、厳しい北海道農業の現状。輸出できる作物は、生産額の1パーセント程度。チャーミング化で守れるほど簡単でないこと。農業は、地域の基幹産業で、TPPにより、町や地域が崩壊することなど、他府県の兼業農業と北海道専業農業の現状認識に、誤解があることを指摘しました。
 私は、自国の農業保護は、危機管理の基本。円安、インフレを想定しないことの論拠を質問しましたが・・・かみ合いませんでした。農業・農村の多面的経済価値、生物多様性などの環境・経済的価値については、理解されていない印象を持ち・・・残念でした。 午後からは、農林水産部会に出席し、各管内から出された10の課題について、意見交換し、その後、後志管内の夕食懇談会に参加・・・約、12時間・・・移動も含めて座りっぱなしでしたが・・とても有意義で、ヒートアップ&タイトな1日でした。

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