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愛媛県野村高校酪農研修の生徒の皆さんと記念撮影

 24日、姉妹市町の愛媛県西予市野村町の県立野村高校生一行が、10月1日まで、酪農研修のため町内6軒の農家さんにホームスティします。早いもので、この研修も、19年目を迎えました。
 30代の頃、豊幌で営農していた黒松内農協の組合長だった武田さんから、黒松内酪農は、デンマーク型酪農を目標として、取り組んできた。しかし、今は、町のてこ入れもあり、アメリカ型が新しい酪農だとして、方向を切り替えつつあるけど、先行き心配なんだと話していたことを思い出します。
 時は、過ぎて、黒松内町の酪農は、岐路にさしかかっています。アメリカのように農業を経済一辺倒で、見て、さらなる規模拡大路線を目指すのか、 デンマークのように、生活と仕事を明確に分け、生活を優先するのか・・・
 デンマークでは、機械化が一定程度進んでいるものの、100年経たような古い牛舎が普通に使用され、機械類も修理を前提に長期間使用し、投資効率が高いとのことです。
 私たちは、アメリカ型の酪農を理想としてきましたが、飼料を全面的に海外に依存し、所得率が極めて不安定、一層の大型化と長時間労働によって経営維持を図っています。乳価の引き上げがあっても、畑作などと異なり、投資実行による増産は、困難と見られています。
 原点はデンマーク、それに、ニュージーランド酪農がミックスされた、黒松内型新酪農は、できないものでしょうか。・・・関係者の皆さん・・世界は広いのです。立ち止まって、考えてみませんか。
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