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黒小改修は本物の贅沢な教材です。

11日、午前中、工事が進んでいる現場の視察をしました。特に、気を配ったのは、黒松内小学校の耐震エコ改修現場です。改修工事の過程では、内装をはがしてみたら、予想以上に構造体が痛んでいた・・
執刀してみたら、より臓器が深刻な状況であったというような・・似たような状況があり、その状況に応じて、時間の制約された中で、最善の努力をしなければなません。
 黒中の改修で、色々なことを経験していましたので、現場の皆さんには、厳しいお願いをしてきました。
特に、結露や漏水は、カビを発生し、児童の健康問題に直結しますので、その要因除去については、徹底して欲しい旨、お願いしました。
 今回の改修は、ヒートポンプや太陽光発電など、黒中とは異なるエコスクールです。屋上の天井も一部、壊され、採光に配慮されています。
 先生や保護者の意見を取り入れて、計画したまでは、中学校と同じプロセスですが、改修工程を、子ども達に、授業の一環として、本物の学習教材として、活用したかどうかは、聞いていません。
 改修経験済みの私でさえ、驚くところが多くありましたので、子ども達は、かなりのショックを受けて、建物が、新しい命を吹き返すことを、体感するでしょう。
 何故、黒松内町は、今、建物を壊さないで、リフォームしているのか。それが、ゴミを少なくする、二酸化炭素の排出を押さえる、お金を大切に使う、先人の残してくれた財産を継承する、文化の醸成、等々、未来を担う子ども達のことを考えて、取り組んでいることなのです。
 汗水たらして、誇りにまみれて、工事現場で働いている人たちや設計、監督員、生コン会社、電気設備、機械整備、多くの人たちが、力を合わせているからこそ物事が進む、社会は成立していることを、子ども達は、瞬時に感覚として゜刷り込まれると思います。(五味・五感を刺激する教育)
 ともすれば、大人の都合で社会は動きますが、学校は、子どもの成長を中心に据えた一つの社会です。子どもの学ぶ意欲の基礎である興味関心を高めるとしたら・・・何が大切なのか・・・学力テストの一点・二点の向上も大切でしょうが、生きる力の源は、もっともっと深いところに、数字で表せないところにあるのでは無いでしょうか。
 PTAの皆さん、黒小改修は、未来を担う子ども達の、とても贅沢な、ここだけの本物の教材です。
 黒中改修で学んだ、最も大切なことは、学校改修工程を通して、子ども達の生きる力を育むこと。
そんなことを現場を見ながら、思い出しました。

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