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がれきNOに~全国から励ましが・・

 町のHPやブログで、黒松内町として、震災瓦礫の受け入れしない方針を公表しましが、全国から、励ましのエールを、たくさんいただいています。昨日開催された環境審議会でも、ホームページで発信に至った法的な背景を説明させていただきました。
 廃棄物(ゴミ)は、大ざっぱに分けて、個人の日常の暮らしで発生した一般廃棄物と産業活動で発生し産業廃棄物として分類されます。一般廃棄物は、市町村が処理責任を負いますが産業廃棄物は、事業者が処理責任を負います。
 震災がれきは、一般廃棄物として分類し、特別な法律を制定し、広域自治体に処理をお願いすることにしたと思います。でも、やっかいなことに、本来なら特殊な処理を要する産業廃棄物的なゴミも、混在してしまいました。また、放射性廃棄物は、別な法律により、環境関連法令では規制適用除外扱いになっています。
 国民誰もが、望んでいない放射能の拡散と処理責任・・事業者でしょうか、市町村でしょうか、国でしょうか。
 地方自治体は、地域主権が進む中で、住民の暮らしに直結した事務事業が増えています。
本町は、環境や景観行政は、北海道では先進地のグループに属します。条例などは、独自の基準で、国の基準に上乗せしていますので、ハードルが高い。今回の件は、ただ、首長の仕事として、当然のこととして、判断しただけで・・勇気があると褒められて戸惑っています。
 正直、町民の中にも、何で受け入れ拒否なのという意見もありますが、焼却はできないんで、地下埋設しかない。これは、沢にたくさんゴミが散乱していた半世紀前の町に戻ることになる・・環境行政の後退になるので・・・受け入れたら・・裁判で負けますって・・・言うことにしてます。
 環境審議会では、3名の委員さんから、今回の判断について、強い賛同が得られました。他の方からも、反対意見はありませんでした。
 審議会では、生物多様性地域戦略原案の諮問、森林整備計画の変更報告、23.24年の環境関連事業実績・計画が報告されました。
 諮問された戦略は、東日本大震災が発生して、日本で最初の戦略になりますが、大胆に踏み込んだ画期的、内容らしいです。 若干の文言の修正をして、四月に入ってから、答申をいただくことになりましたが、2年間、検討委員会の皆さん、事務局ご苦労さまでした。
 築50年を過ぎて耐震性の無い老朽庁舎で職員頑張っています。正直・・お金は欲しいですよ。(笑)
これからも、黒松内の応援・・・よろしくお願いします。


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