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日曜日は、7時半に始まる報道2001年の視聴が定番です。
今日は、細野政調会長が、23年度復興予算で、本来、ふさわしくない事業が、含まれていて
袋たたき状態でした。確かに、国税庁の庁舎建て替えや、ホームページ作成費一億四千万、捕鯨対策など、色々、通常事業予算も含まれていましたが、与野党賛成した予算でした。
片山前総務大臣から、政府だけが攻められて良いのか。議会のチェック機能が働いていなかった、統治不足を認めるようなもので、わかっていて賛成していたのなら、今、問題にするのは国会議員のモラルが問われるの問題だと。発言・・・。そうだよな・・・。
10月オープンした高齢者優良賃貸住宅関連予算も、24年度赤井川食農教育関連予算も、防災センター予算も、議事を進行する議長を除く、議会全員の賛成があって、はじめて、事業が執行できています。
慎重審議の上、大切な議決権を行使していただき、全員賛成をいただいたこと、あらためて感謝いたします。
11日、午前中、工事が進んでいる現場の視察をしました。特に、気を配ったのは、黒松内小学校の耐震エコ改修現場です。改修工事の過程では、内装をはがしてみたら、予想以上に構造体が痛んでいた・・
執刀してみたら、より臓器が深刻な状況であったというような・・似たような状況があり、その状況に応じて、時間の制約された中で、最善の努力をしなければなません。
黒中の改修で、色々なことを経験していましたので、現場の皆さんには、厳しいお願いをしてきました。
特に、結露や漏水は、カビを発生し、児童の健康問題に直結しますので、その要因除去については、徹底して欲しい旨、お願いしました。
今回の改修は、ヒートポンプや太陽光発電など、黒中とは異なるエコスクールです。屋上の天井も一部、壊され、採光に配慮されています。
先生や保護者の意見を取り入れて、計画したまでは、中学校と同じプロセスですが、改修工程を、子ども達に、授業の一環として、本物の学習教材として、活用したかどうかは、聞いていません。
改修経験済みの私でさえ、驚くところが多くありましたので、子ども達は、かなりのショックを受けて、建物が、新しい命を吹き返すことを、体感するでしょう。
何故、黒松内町は、今、建物を壊さないで、リフォームしているのか。それが、ゴミを少なくする、二酸化炭素の排出を押さえる、お金を大切に使う、先人の残してくれた財産を継承する、文化の醸成、等々、未来を担う子ども達のことを考えて、取り組んでいることなのです。
汗水たらして、誇りにまみれて、工事現場で働いている人たちや設計、監督員、生コン会社、電気設備、機械整備、多くの人たちが、力を合わせているからこそ物事が進む、社会は成立していることを、子ども達は、瞬時に感覚として゜刷り込まれると思います。(五味・五感を刺激する教育)
ともすれば、大人の都合で社会は動きますが、学校は、子どもの成長を中心に据えた一つの社会です。子どもの学ぶ意欲の基礎である興味関心を高めるとしたら・・・何が大切なのか・・・学力テストの一点・二点の向上も大切でしょうが、生きる力の源は、もっともっと深いところに、数字で表せないところにあるのでは無いでしょうか。
PTAの皆さん、黒小改修は、未来を担う子ども達の、とても贅沢な、ここだけの本物の教材です。
黒中改修で学んだ、最も大切なことは、学校改修工程を通して、子ども達の生きる力を育むこと。
そんなことを現場を見ながら、思い出しました。
平成22年の5月、当時の議会で、町の憲法であるみんなで歩むまちづくり条例が制定されました。
第六条から議会の役割と責務、議員の責務、議会事務局、第十条では町長の責務、職員の責務、第28条では、総合計画に基づいて町政運営をしていくこと、33条では、環境と景観について触れています。
最高規範ですから、守らないと・・訴えられたら裁判で負けてしまいます。
職員には、口を酸っぱくして、条例違反しないよう指導しています。
せっかく良かれと思って仕事をしても、法律に抵触すると職員の身分を守れないからです。
OBの職員の皆さんの現役時代は、無かった条例です。
現役の職員は、色々な法律・条例を片手に、特色あるまちづくりを進めています。
町民の皆さんの責務もありますので、是非、全文をお読み下さい。