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30日の道新朝刊地方版に、私の取材記事が、大見出しで・・・。
そっか、一面の北電が再稼働という記事に対する反論という形で、取り扱いされたのか。
母校の名前は確認されたけど、あんな言葉で、発言はしていないし・・・同窓生には、関連
業界にたくさんお世話になっているので、破門かな・・・
技術屋では無くて技術者を養成する学校とか・・放射能がまき散らされるを、過酷な状況になると放 射能の拡散を、防ぐことが極めて困難だとか・・・ もっと、冷静な表現にすべきはず・・・新聞記事は、 週刊誌的表現は、まずい。 昔は、ゲラ原稿も、見せてくれたけれど・・・そういう時代でなくなったのか な・・
読者にすると面白いかもしれないが・・・・今後の・・取材協力にメルトダウン。
北海道でも、政府広報で、がれき受け入れが安全であるとのキャンペーンがされ始めました。
知事からも、受け入れ要請のメールが来ています。
「廃棄物の処理・・法 」によれば、厳密ではありませんが、産業廃棄物以外の廃棄物は、一般廃棄物として、市町村に処理責任があります。都道府県は、産業廃棄物に対する権限はありますが・・・
踏み込んだ要請ではないのでしょうか。
放射性廃棄物は、「放射性同位元素等・・・最終処分に関する法律」に規定されるため、廃物処理法の対象外となっていましたが、国の基準緩和で、原発事故前までは、放射性廃棄物であった廃棄物が、家庭ゴミと同じ一般廃棄物になってしまいました。
これまでの基準は、科学的根拠に基づくものだと思いますが、これからは、新基準で、一般廃棄物として、市町村が処理責任を負うことになるのでしょうか。前例踏襲になることを恐れます。
がれき全てが、放射性廃棄物が付着していないという意見もありますが、色々な段階で、検査をするということは、付着している恐れ、ホットスポットがある可能性を認めていることの証明にもなります。
また、産業廃棄物的扱いになる廃棄物も、混在し、完全な検査分離は、限られた時間、予算の中で、現実的には、困難だと、現場で汗して働く皆さんには、概ね理解・賛同いただけるものと思います。
放射性廃棄物から出る放射線は、多種で、半減期が幾世代にもわたるものがあります。
低線量であっても、期間によって、人体に与える影響が心配されています。
未来を日本を担う子ども達、守る術を持たない子供達の生命の安全を保障するのは、国家として、第一に優先すべき課題だと思います。
厳しい政治判断を求められた国難の窮状を察します。地球規模の環境問題、持続可能な経済社会への転換のために舵を切ることは、国内外、色々な混乱、軋轢はあると思いますが、国民を信じ、真実を伝え、原則を示し、行き先を見失っている若者に、茨の道でも、希望の光が見える道筋を示す、冷静なガバナンスを期待します。
マスコミの対立を煽る取材依頼もありましたが、お断りしています。
震災がれきに対するブログは、これで終わりにしますが、国民誰しもが、便利・快適・効率、成長よりも、安全・安心して暮らせる・・持続可能な国づくりを願っています。
政官学財のリーダーの皆さん、国再生に向け、エネルギー政策の大転換を含む長期ビジョンを是非、示してください。お願いします。
町のHPやブログで、黒松内町として、震災瓦礫の受け入れしない方針を公表しましが、全国から、励ましのエールを、たくさんいただいています。昨日開催された環境審議会でも、ホームページで発信に至った法的な背景を説明させていただきました。
廃棄物(ゴミ)は、大ざっぱに分けて、個人の日常の暮らしで発生した一般廃棄物と産業活動で発生し産業廃棄物として分類されます。一般廃棄物は、市町村が処理責任を負いますが産業廃棄物は、事業者が処理責任を負います。
震災がれきは、一般廃棄物として分類し、特別な法律を制定し、広域自治体に処理をお願いすることにしたと思います。でも、やっかいなことに、本来なら特殊な処理を要する産業廃棄物的なゴミも、混在してしまいました。また、放射性廃棄物は、別な法律により、環境関連法令では規制適用除外扱いになっています。
国民誰もが、望んでいない放射能の拡散と処理責任・・事業者でしょうか、市町村でしょうか、国でしょうか。
地方自治体は、地域主権が進む中で、住民の暮らしに直結した事務事業が増えています。
本町は、環境や景観行政は、北海道では先進地のグループに属します。条例などは、独自の基準で、国の基準に上乗せしていますので、ハードルが高い。今回の件は、ただ、首長の仕事として、当然のこととして、判断しただけで・・勇気があると褒められて戸惑っています。
正直、町民の中にも、何で受け入れ拒否なのという意見もありますが、焼却はできないんで、地下埋設しかない。これは、沢にたくさんゴミが散乱していた半世紀前の町に戻ることになる・・環境行政の後退になるので・・・受け入れたら・・裁判で負けますって・・・言うことにしてます。
環境審議会では、3名の委員さんから、今回の判断について、強い賛同が得られました。他の方からも、反対意見はありませんでした。
審議会では、生物多様性地域戦略原案の諮問、森林整備計画の変更報告、23.24年の環境関連事業実績・計画が報告されました。
諮問された戦略は、東日本大震災が発生して、日本で最初の戦略になりますが、大胆に踏み込んだ画期的、内容らしいです。 若干の文言の修正をして、四月に入ってから、答申をいただくことになりましたが、2年間、検討委員会の皆さん、事務局ご苦労さまでした。
築50年を過ぎて耐震性の無い老朽庁舎で職員頑張っています。正直・・お金は欲しいですよ。(笑)
これからも、黒松内の応援・・・よろしくお願いします。
日曜日、午後から、小樽の経済センターで行われた四区選出国会議員鉢呂先生の政経ゼミナーに、議長と出席してきました。日曜日の午後にもかかわらず、民主党国会議員、道議会議員、渡島・檜山・後志管内首長や議長、社会保険労務士会や福祉団体関係者の皆さん、300人ほどの参加がありました。
来賓を代表して、寺島北海道町村会会長、宮内後志町村会会長が激励、横路衆議院議長の時事講話の後に、ご本人から、24年度国の予算と後志の課題解決に向けた取り組みについて、TPP対応、泊再稼働への見解等についてお話しされました。
親しみやすく、気さくで、誠実、地域目線のお人柄に・・民主党への不満を・・・消沈させる魔力をもっています。
地域あっての民主党・・・グローバル経済の中で国内政治・・舵取り・・難しいと思いますが・・・
結党の理念である公・市民・市場のバランスに基づく国づくりは理解しつつも、超高齢化や一次産業を基盤とする農村や漁村の特性として、圧倒的に市民感覚をもった人材は不足していますし、市場は株主優先、短期利益の回収を求めるため、農山漁村に進出することが極めて希。いきおいその部分を町職員が担っています。交付税を充実しなければ、都市と地方のバランスを欠いた、いびつな国家・国土になってしまいます。 都市の経済を維持する食料・水・木材・新鮮な空気、エネルギー、医薬品の原料になる多様な遺伝子等、生態系サービスを提供しているのは農山漁村・・先進国の常識。
この有用な資源は、これまで、色々な危機から、地方自治体が守ってきたものも多く、市場化せずに、ドイツの様に、国民の共有財産として、保全・活用することが賢明です。
最近、関西の都市型の市長・議員が・・威勢良く交付税の廃止などを打ち上げ、マスコミも積極的に取り上げていますが・・・稚拙なアピールに、戸惑いを感じます。共生と競争のさじ加減、システム化には、深い洞察力が必要です。複眼的な政策能力を高めて欲しいなあ・・・・そんなことを感じながら帰町しました。
24日、黒松内認定保育園の卒園式・・・21名の園児達は、牛飼いになりたい、宇宙飛行士になりたい、保育園の先生になりたい、セーラームーンになりたいと・・・それぞれの夢を語り、会場は和やかな笑顔に包まれました。
昨年、地域の皆さんの理解と協力で、町道を廃し、施設の増設が行われ、町も全面的に協力しました。広くなった保育園、今年は前庭が整備されます。
町では園の先生方に、森の幼稚園という特別プログラムの協力をお願いし、学ぶ力の基礎となる子ども達の好奇心が高まることを期待しています。
マット先生による・・・国際感覚の醸成・・若い保護者への叱咤激励・・子どもを育てるならブナ北限の里黒松内・・そんな夢あるまちづくりをこれからも、大切にしていきたいと思います。
園長先生、諸先生、保護者の皆さん、ありがとうございました。
グッモーニング・・あいさつするマット先生・・・・
23日、白井川小学校の卒業式に招かれました。6名の卒業生の中で、地元は二人、四人は、東京・札幌など、山村留学等でクラスメイトになった皆さんです。地元のY君の答辞を聞いて、6年前は、1人入学だったことを思いだしました。友達が増えて・・・本当に良かった。
小さい学校だったけれど・・ともに過ごした中で培われた自律する心、友達をつくる能力、地域や自然と仲良くする知恵など、大人になっていく過程で、大切な力をたくさん身に付けたたと思います。
新学期からは、福島からのお友達も転校して来るそうですが、これからも、地域が支え、四季豊かな自然環境の下で、小規模校ならではの特色ある教育が展開されることを願ってます。
校長先生はじめ諸先生、PTA、地域の皆さん、里親の皆さん、ありがとうございました。
21日、町民センターでチェルノブイリ・ハート上映会が行われました。
。被爆5年後から、今日まで、避難区域以外でも、甲状腺、心臓、脳などに障害のある子ども達、青年 が激増・・・遺伝子と免疫抵抗力のかく乱が原因。福島の子ども達、これから母親になる女の子、大丈 夫なんだろうか。頑張る・・・なんて気合いだけで・・・病気を防げるものだろうか。
国が中心になって受け入れ施設や 特別な里親制度で、強制疎開できないものか・・そう思わせる記 録映画でした。・
北大を退官した小野有悟先生が、泊原発周辺の最近の地殻調査によって、想定外の危険性が増し ているというお話もありました。これについては、あるかもしれないと思っています。
プラス思考で・・・自然再生エネルギー、省エネを加速する運動を進めましょう。
昨日のブログで、そもそも、広域処理に賛成なのかというおしかりのメール・℡をいただきました。
言葉足らずでした。広域処理には賛成出来かねます。
今までの環境行政経験から、がれきについては、たいへんな環境問題になると予想しておりました。
自然界の素材であれば、微生物などが分解し、自然循環するのですが、工業化学的素材は、全てゴミ になり、生物に有害な物質を自然界に拡散するからで、千年前の津波被害に比較にならない、地球に とっての環境負荷を与えることになるのです。これは、二次・三次被害で、次世代が背負っていくことに なります。
私は、工学を学び、青年時代、自然をコントロールできると考えてきましたが、結論から言いますと不 可能です。
特別な宗教観や哲学を持っているわけではありませんが、科学的にアプローチすればするほど、自然 の摂理にあわせ、上手に科学・化学を活用しつつ、持続可能な生態系サー ビスを享受していく経済社 会を構築していかなければなりません。、
脱線しましたが、神戸淡路大震災の時は、神戸市に焼却施設を増設し、処理しました。
震災がれきには、放射能の他、アスベスト、六価クロム、ヒ素、PCB、化学物質が混在しています。
学校でのアスベスト処理の時、随分、廃材の厳重な管理処分をしましたが、有事に際しては、なんでも 有り状態になっています。
国の焦りもわからなくはありません。
政府が悪いわけでなく、このような潜在的弱点を抱えた、近代文明の在り方が、根元的問題なので す。 そういう意味では、対処療法を迫られる政治家にとっては、受難の時代だと思います。
私は、原子力を絶対安全だと言い張ってきた政府を信じてはいけないということを学びました。
震災がれきが、もし、安全だとしたら、仮設の焼却施設を被災地に増設し、処理する。
北海道の北端まで運ぶ輸送費、 被災を受けなかった地域にお金、全て税金です。その分を被災地
復興に回したらと思います。
広域処理には反対、それでもやるのであれば、安全な水や食料を被災地に届けて、復興を支援す る 地域。観光で外貨をかせぎそれを被災地に回す地域。遺伝子を守り、生命産業に活かして、被災地を助ける等、色々支援の方法、役割があるはずです。
それを、この指とまれで、一時の感情・世論喚起をして、全国に、がれきを拡散することは、国力の低下 を招くと思います。
怪我をし、病原菌が体内に入ろうとしたら、全体に拡散しないように、そこで、押しとどめるように免疫抵抗力が働きます。危機に際して、まず生物学的アプローチを。
15日の北海道新聞の朝刊に、黒松内町長が受け入れ拒否、がれき焼却灰を混入した太平洋セメント入り生コンは、公共施設建設に、利用しない旨の、記事が登載されました。
その発言に至った経過は、別途、ホームページでお知らせしますが、町民の間には、本当の絆を考えると、受け入れるべきだという意見や、新幹線工事残土でさえ、町内に埋設はけしからんと、賛否が混在しています。
黒松内の一般ゴミは、寿都町の焼却施設で黒松内・島牧を含む広域処理されていますが、3月の2日に、受け入れない方針が3ヶ町村で決定し、国に報告済みです。
現在のスキームでは、単独での、受け入れ判断はできないということです。
国は、この広域処理を各都道府県・市町村に呼びかける時、除外地域として、生物多様性にすぐれている地域、日本で最も美しい村に加盟している地域、清流100選に選ばれた地域、自然の部で世界遺産やラムサールに登録されている地域、国際リゾート地などを除く・・・・と条件を示すべきでした。
それらの地域には、復興を別な役割で支援する機能があり、その方が、これまでの国の投資が無駄になりません。
科学的根拠の無い、短絡的な冷静さを欠いた縦割り政策の決定で、地域は動揺し、積み上げてきた地域づくりにひび割れが生じかねません。
これまでの我が国の土地利用は経済的価値を最優先にして、なされてきました。
経済の持続性にとって、環境管理的利用を進めるのは、今や、持続可能な経済政策の基盤として、先進国の常識です。持続的に自然の恵みを利用できる仕組みが、国を守ることにつながるからで、市場にゆだねてはいけません。
安全安心な食と農を追求し、日本で五番目に生産しているミネラルウオーターの産地、ブナ北限の里として、生物多様性自治体ネットワークの発起自治体であり、日本で最も美しい村で、テレビ放映され今年から国際的学術調査のはじまる朱太川を有する町です。
そのような地域で、震災がれきを処理することは、国としてもマイナスです。
政務次官や官僚の皆さん、自分たちだけで、東京霞ヶ関・永田町だけで思考停止にならず、地方にホットラインで問いかけください。妙案が生まれるかもしれませんよ。
十五日、黒松内中学校の卒業式に招かれ、来賓の1人として、祝辞を申しあげて来ました。
例年になく、積雪の多い校舎周辺。来賓の控え室入る前に、男子トイレで用を足していると、4~5名の男子生徒が入ってきて、おはようございますと、元気なあいさつ。心身ともに気持ちのよい歓迎です。
卒業生は、27名、男子生徒は、たくましく成長し、女生徒は、清楚に輝いていました。
校長先生の式辞、在校生の送辞、卒業生の答辞、全校合唱に、目頭が熱くなったのは、私だけではなかったと思います。
課題多い困難な時代ですが、社会をより良く改善して行くのは、君たち。
自然にアプローチできる能力、自然を征服するのでは無く、自然に感謝し、上手にその恵みを活用できる知恵の基礎を、障害を個性として受け止め、明るくしなやかに生きる力の基礎を、自由闊達なこのエコスクールで学んだと思います。
がんばれ、黒中生・・・!!