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21日、土曜日、午後から、黒松内岳ブナ林再生プロジェクト実行委員会総会・記念講演会が町民センターで開催されました。
五年前に発足以来、黒松内岳の麓の国有林内に、ブナの幼木を種から育苗し、熊笹と格闘しつつ、植樹し、これまでに2000本の苗木を植え込むという偉業を成し遂げました。
この活動は、本町のまちづくりの軸である自然や景観の保全・活用を再生に飛翔させる原動力となったもので、協働のまちづくりのお手本となっています。節目の5年目を迎え、会の名称も変更し、これまでの知見や技術を活用し、ブナの里山づくりに、シフトすることになりました。
今後は、より、多くの参加者が事業に協力しやすくなると思います。さらなる発展をお祈りします。
写真は、写真家の水越武さんの講演風景です。登山家としても著名な方で、人間の手の加えない森のリズム感、緊張感は違う・・・みょうに納得しました。
20日の勤務終了後、四月に、本町の小中学校や道立養護学校に赴任、採用された先生の歓迎会が教育委員会の主催で、町民センターで開催されました。70名と例年の八割程度の出席でしたが、新しく仲間入りした15名の先生方のトークが、それぞれ個性的で、ユーモアに富んでいて、終始、会場は、笑いの渦。・・・・腕の肘の皮が伸びるという一芸の先生、私が引っ張る事になりましたが、確かに、普通の人の三倍は伸びたと思います。また、肘フェチの女性の先生も出てきて、妄想したとか・・・・アルコールが楽しい時間をもたらしましたが・・・これなら、子ども達も、信頼して、お任せできると確信した歓迎会でした。また、学校行事におじゃまします。
19日、四月12日付けで、北海道指導林家の認定を受けた冨田重義さんに、町理事者や南しりべし森林組合長などが立会する中、後志振興局から、認定書と腕章、バッチが伝達・交付されました。
先代の意志を引き継ぎ、山林の保育管理や、南しりべし森林組合副組合長として、地域林業振興に意欲的に取り組んでいることが高く評価されたものです。
冨田さんは、歌才ブナ林の代替環境保全林である添別ブナ林の管理・活用団体の理事でもあり、環境審議会委員長も歴任されています。生物多様性に配慮した森づくりと、生業としての林業の調和を願いながら、指導的役割を発揮したいと、今後の抱負を語ってくれました。 ともかく、本町では第一号の指導林家の誕生です。今後の活躍を期待します。おめでとうございました。
17日、環境学習センターで酪農ヘルパーの総会が開催されました。
委任状も含めて、過半数を若干越える程度の参加数でしたが、前年度の事業報告、決算、今年度の事業計画、予算、利用料、新理事の選出が行われました。
本町のヘルパーの利用率は、全道平均の二倍強の利用率で、家族的経営で高齢化が進み、給餌や搾乳で機械化されていない本町の酪農においては、重要な支援システムです。
酪農は、二極化し、大規模施設集中型と小規模分散型に、舎飼と放牧型に、分かれているように思います。前者は、投資も必要で、企業的経営が求められるし、後者は、現在の施設を最大限活用できる。
搾乳や給餌だけでなく、飼料の栽培などを、ヘルプできれば・・・余暇時間を上手した多角経営もできるかもしれない。ハードに投資するか、ソフトか・・・・思案のしどころかもしれません。
15日、黒松内町民センター大ホールに、後志、渡島檜山、胆振の社交ダンス愛好者の皆さん、130名が集い、春爛漫、熱気あふれる親睦・交流パーティーが開催されました。
社交ダンスは、エチケット、マナーを重んじ、技術的にも難しいダンスですが、健康づくりや仲間づくりから、全国的に静かなブーム。
黒松内の会員さんから、お誘いを受けて、ジルバに挑戦したものの、冷や汗もの。
今度は、練習して・・・お相手いたします。失礼いたしました。
13日の夜、倶知安町文化センターで「ストレステストは原発の安全性を保障できるのか」という話題性の高い講演会が開催され、防災担当職員と知見を深めるため、参加してきました。
講師は、井野東大名誉教授、原子力安全・保安員の意見聴取会委員も務め、金属疲労が専門です。
話の内容は、少々難解でしたが、1970年代に造られた原発は、非常に危ない原発と、かなり危ない原発に区分できる。・・福島原発にストレステストを適用すればテストの意義付けが証明されるが・・支障があるのか東電は、逃げ腰。・・・・
原発は何が問題なのか。・・・原理的危険性・・多量の放射性物質を処理できない・・被爆労働・・
臨界を越えると制御不能・・核分裂停止後の崩壊熱・・炉心溶融事故・・・原発が他の技術と違うのは・・・取り返しのつかない事故・・・学習すればするほど・・・気が重くなる・・始めたのも人間・・止めることをできるのも人間・・・止めるエネルギーは、始めるエネルギーより必要とするし・・被爆国の使命とは・・・広島の世界遺産に次いで、福島の悲しみ・・・哲学者・宗教家はどう考えているのでしょうか。
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以下、職員の報告概要からまとめました。
12日、東京赤坂ツインタワー東館で、国の環境行政の一つである生物多様性国家戦略の見直しに向けて、中央審議会委員による各種団体ヒアリングが行われましたが、地方公共団体の部で、静岡県、横浜市、岩手県に加えて、黒松内町にも、聴き取りの招聘があり、上京予定していましたが、公務重なり、環境政策課から課長、上席主幹2名が代理出席しました。
ブナ北限の里における生物多様性保全・活用・再生の取り組みをプレゼンした後、国に対する人材派遣や土地取得への財政支援など、先駆的自治体における国の支援策の充実について、要望をしてきました。委員からは、キーパーソンの育成手法や、環境に配慮した農業の取り組み状況、寿都湾が里海として、優れていることなども指摘されたのことです。
里地・里山・里川に、里海か・・・・寿都町とこの分野における協力連携を今後も、強化することが大切だと・・・あらためて感じた報告内容でした。
10日、総理官邸で、農林水産省主催による、食と地域の絆づくりの授賞式に、町特産物加工センターのN主幹が、町を代表して、出席しました。
道内からは、三団体が選定され、農山漁村活性化に向けた先駆的取り組みが高く評価されたものです。センターからは、まもなく、昨年の全国チーズコンテストで、金賞を受賞した、幻のブルーチーズが発
売されます。全国の黒松内ファンの皆さん、安全・安心な黒松内の食をこれからもよろしくお願いします。
10日、退庁1時間前の夕刻、建設水道課に備え付けられている白井川地区簡易水道管理警報機器が鳴動し、毎時23トンの漏水か゜発生していますと・・・緊急報告が入る。 最悪、第二市街地地区の生活に、今晩から大きな影響が出る。道の駅も臨時休館しなければ・・・ 大きな工事は行われていないので、工事による破損事故ではない。建設課長を中心に特別危機管理体制シフト・・・現場には、副町長も同行。しかし、例年にない残雪で、水道管幹線バルブは、固い雪の中。管理図面があるとは言え、探すのも困難を極める。かろうじて、歩道に敷設してあるバルブを閉めながら・・・貯水槽の状況を順次チェック・・・時間との闘い・・・漏水している管が、やっとの思いで特定された。断水やむを得ない8軒の家庭には、ポリタンク入りの水が配られる。消防署員は、タンク車で、貯水槽に飲用水を 補給。・・時計は夜中の9時を回っている。なんとか、最悪の危機は乗り越えた。明日にしょう。でも、もしかしたら橋を横断している管が凍結破損しているのでは・・・・感が当たった。原因が特定されたのだ。・電話報告を受けて、某歓迎会でいただいた体内アルコールが、安堵感で一気に体内を巡った。
黒松内は、集落が分散し、河川が多いため、水道管は、橋を横断している箇所が多く、今年のように、寒さが厳しいと、凍結し、暖気によって、一気に破裂する。・・・今回の事故は、配水地先の町民が冬期間、生活していなかったため滞留凍結したためと判明。安全安心なまちづくり・・ライフラインを守るため、現場の職員は、春が来ると喜んでばかりはいられない。気の抜けない日々が続く。
10日、朝から、青空。道立余市養護学校入学式に、教育長と二人、来賓として、出席しました。
事前の打ち合わせでは、教育長が町を代表してあいさつする予定が、司会者が黒松内町長・・・えっ・・と一瞬・・私し、続けて・・二階堂・・様。えっ・・と教育長。ここは、ハプニングに慣れている二人。春の陽気がさせたいたずらでした。三年ぶりの出席だったので、本校の校長先生とも初対面。かっては小学部の児童の皆さんが、たくさん在校してましたが、特別支援教育の充実に伴って、たった二人。中・高等部の7名の生徒さんについては、将来を決定づける大切な三年間、たくましく成長してください。
帰り路、先日黒松内温泉内にオープンした整骨院を訪ねました。患者さんが3人、施術を待っていましたので、少しだけお話しして帰ってきました。若くて清潔感あふれるO先生は、札幌の病院で充分経験を積んできました。また、人気スポットの誕生です。・・・・人口3200人の町に、内科・外科・歯科医師あわせて6名・・・医療介護福祉の充実した町・・・心と体の癒しの里・・黒松内町。移住するなら黒松内をお奨めします。(笑い)
待合室風景
前日の夜から、札幌入りし、午前中、G党道連大会に出席。来賓として、石原幹事長が、激励に駆けつけ、政局についても祝辞の中でふれていました。テレビ・新聞マスコミ関係者も、例年より、多かったように感じました。
帰り道、洞爺湖畔の芸術館で開催されている本町在住の画家上田さんの個展に顔出ししました。
旧役場を改造した芸術館は、ロケーションもすばらしく、大正ロマンの趣があります。
上田さんの作風にマッチした会場です。画家を志した初期の作品から、最近の作品まで・・・・黒松内に移住してから、作風に変化が出たとおっしゃっていましたが・・静寂な中に、森の神様、川の神様が宿るような、やさしく包まれる不思議な力を感じる作品に、感動。
特に、気に入った作品の前で、記念写真を撮らせていただきました。突然の訪問でしたが、館長さんや上田さんご夫婦にも大変歓迎いただきました。感謝です。 ブログをご覧の皆さん、15日まで開催しています。是非、ご来館下さい。
石原幹事長のあいさつ
5日、午後から、黒松内町の酪農を担う若者の会・・・若い芽の会の先進地視察研修報告会が行われま した。 今回の研修目的は、経営法人化をテーマとし、十勝、根釧が研修先。土地条件をはじめ、農協や行政機関の外部支援環境も異なり、同一の形を模倣することはできないが、法人のメリット、デメリット、法人経営の本質などを体感し、今後の経営の在り方に参考になったという発表があり、熱気の感じられる会議でした。
私も、話を聞いて、経営というものに、正対する会員の皆さんの真摯な姿勢に、打たれました。
勉強のチャンスづくりのお手伝いは、町としても、いたしますが・・・活かすのは、会員の皆さんです。
こういう機会があれば、また呼んで下さいと挨拶してきました。